ブログ

blog
2024.03.29

子供の歯ぎしり

3月は寒い日が続いていますが、桜の開花のニュースをようやく耳にするようになりましたね♪ 今回は、お子様の歯ぎしりについてお話をさせていただきます。 親御様から、”子供の歯ぎしりが気になる”という質問をいただくことがあります。 大きな音を出しながら歯ぎしりをすると、心配になりますよね? 結論を述べると、成人後の歯ぎしりは問題になることがありますが、子供の歯ぎしりは基本的には問題ありません。 歯ぎしりの理由は、乳歯列の間(乳歯の歯並びの期間中)でも、顎の骨の中では、常に成長に合わせて永久歯(大人の歯)が動いています。 個人差はありますが、永久歯の動きで、わずかに乳歯列の噛み合わせに変化が起き、それに対して歯ぎしりで噛み合わせを調整しています。 生後8ヶ月頃になって上下の乳歯が生え始めると、歯ぎしりの音が出始める事があります。 そして、1歳くらいで奥歯が生えてきて、2歳半にかけて次第に乳歯が生え揃います。 その過程で、かみ合わせを整えようとして、歯ぎしりの回数が増えてくることがあります。 まとめると、 ① 生後8カ月くらいから歯ぎしりが発生する ② 歯ぎしりしていても、噛み合わせの調整をしていると考え、慌てて受診する必要はない ③ 稀に、歯がすり減ったり欠けたりすることもある   となります。 心配になられる方は、担当医まで遠慮なく質問して下さいね♪

2023.08.12

ビーバー通信67号

 今年も早いもので、あっという間に7月になりました。中部地方は、4日は各地で気温が上昇し、愛知県、岐阜県の各地で今年一番の暑さとなりました。名古屋市、岐阜市で今年初の猛暑日となりました。また、世界気象機関は、同じ4日に、南米ペルー沖の海水温があがる「エルニーニョ現象」が発生したと発表しました。世界気象機関は、世界的な気温の高止まり傾向は続いており、今回のエルニーニョ発生で気温がさらに上昇する条件が整ったとみています。今年も暑い夏になりそうですね。水分をこまにめとって水分補給し、熱中症には、十分注意しましょう。 歯 周 病 歯周病の「歯周」とは、歯を支えている4つの組織のことを指します。  ①歯肉(歯ぐき)  ②セメント質(歯の根の表面)   ③歯根膜(歯と骨のをつないでいる薄い繊維状の組織)  ④歯槽骨(歯を支える骨) 健康な歯周組織は、この4つの組織にまったく異常がない状態です。歯肉はきれいなピンク色をしています。出血したり、しみたり、違和感を覚えたりすることはありません。しかし、歯磨きを行わなかったり、歯並びなどの理由で磨き残しが生じたりしやすい場合は、歯と歯肉の境目に歯垢(プラーク)がたまりやすくなります。その結果、歯周病の原因菌が繁殖し、歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血が起きやすくなります。この状態を歯肉炎といいます。しかし、歯磨きで歯垢が除去されないままになると、歯肉に起こった炎症が他の歯周組織にも進んでしまいます。この状態が歯周病と呼ばれる状態です。   歯周病の治療には、最大の原因であるプラークの除去、特に歯周ポケット付近のプラークの除去が重要です。毎日のセルフケアの徹底と、生活習慣の改善が大切です。自分自身が意識して口腔のケアに取り組み、継続させることが重要になります。  以下省略...... ビーバー通信67号は、当医院受付でお渡しをしております。 是非、ご覧ください。