ブログ

blog

カテゴリ:歯科の豆知識

2024.03.29

子供の歯ぎしり

3月は寒い日が続いていますが、桜の開花のニュースをようやく耳にするようになりましたね♪ 今回は、お子様の歯ぎしりについてお話をさせていただきます。 親御様から、”子供の歯ぎしりが気になる”という質問をいただくことがあります。 大きな音を出しながら歯ぎしりをすると、心配になりますよね? 結論を述べると、成人後の歯ぎしりは問題になることがありますが、子供の歯ぎしりは基本的には問題ありません。 歯ぎしりの理由は、乳歯列の間(乳歯の歯並びの期間中)でも、顎の骨の中では、常に成長に合わせて永久歯(大人の歯)が動いています。 個人差はありますが、永久歯の動きで、わずかに乳歯列の噛み合わせに変化が起き、それに対して歯ぎしりで噛み合わせを調整しています。 生後8ヶ月頃になって上下の乳歯が生え始めると、歯ぎしりの音が出始める事があります。 そして、1歳くらいで奥歯が生えてきて、2歳半にかけて次第に乳歯が生え揃います。 その過程で、かみ合わせを整えようとして、歯ぎしりの回数が増えてくることがあります。 まとめると、 ① 生後8カ月くらいから歯ぎしりが発生する ② 歯ぎしりしていても、噛み合わせの調整をしていると考え、慌てて受診する必要はない ③ 稀に、歯がすり減ったり欠けたりすることもある   となります。 心配になられる方は、担当医まで遠慮なく質問して下さいね♪

2022.10.15

虫歯になるのは、歯磨きの不十分だけが原因?

10月に入り、昼間は暑いくらいの日もありますが、確実に秋を感じる季節になってきました。 今回は、虫歯関連のお話をさせていただきます。 虫歯になる原因は、歯磨きでの磨き残しが原因と考えている方は多いと思います。 勿論、間違ってはいないですが、実は、他にも原因があることをお話しします。 虫歯になる大きな原因の1つは、食生活習慣です。 ショ糖を含む食品(ジュースやチョコレートが代表的)をより摂取することで、虫歯になりやすくなりますが、間食の多さも問題になります。 図のように、食品を摂取すると、お口の中のphは酸性に傾きます。 その後、唾液の力で中性に徐々に戻り、歯が溶けるのを防いでくれます。 しかしながら、間食頻度が多いと、唾液の力が追いつかず、お口の中のphが酸性になっている状態が長くなってしまいます。つまり、虫歯になりやすくなってしまうということです。(引用:山口県歯科医師会) 間食をしない方が、勿論、虫歯になるリスクは低くなりますが、1日に1回など短い回数で、時間を決めて間食すれば、それほど虫歯になるリスクは上昇しないことになります。 飲料水も含めて、間食する回数・時間を意識してみて下さいね。 当院では、食生活習慣に関するアンケートも実施して、虫歯予防に努めています。