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2023.06.01

ビーバー通信 66号 (2023年5・6月)

 今年のゴールデンウィークは、どのように過ごされましたか。新型コロナウィルスの影響でこの3年間は、おおむね自粛生活を強いられていましたので、お出かけになられた方もきっと多いと思います。テレビなどでは、観光地、行楽地が多くの家族連れ・観光客でにぎわっている様子を伝えていますが、あまりの混雑ぶりにビックリしてしまいます。愛知県は、平日に学校を休んで家族と「自主活動」ができる「ラーケーションの日」の導入を進めています。各家庭の休みが分散することで、観光産業の繁忙期と閑散期の差が平準化されると見込んでいます。休みが分散してとれる社会になると良いですね。 歯医者さんでの予防歯科     毎日のセルフケアと歯科医師・歯科衛生士などの専門家によるプロフェッショナルケアの両方で歯と口の健康を守ることを「予防歯科」といいます。自分の歯の状態を知り、日頃のセルフケアができているかを確認するために歯科医院でのチェックを受けましょう。 検診 : 歯と口の状態を確認。歯の清掃状態・歯並び。 レントゲンでの検査 : 歯と歯との間の虫歯、歯を支える歯槽骨の状態。 染め出し・クリーニング : プラークを歯垢染色剤で染め出して汚れをチェック。専門的な器具を用いてクリーニング。歯磨きでは落としきれない汚れも除去。 一人ひとりにあった歯みがき指導 : 歯ブラシの選び方・持ち方。ケアアイテムの紹介 (フロス・歯間ブラシ)。 詳しくチェック : 歯と口の健康を総合的に判断。日々の生活習慣や食習慣のアドバイス。 実は、子ども以上に虫歯が多いのが大人です。20代以上の90%以上が虫歯を経験しているデータもあります。 大人こそ虫歯予防が大切です。虫歯予防はもちろん虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療もプロフェッショナルケアの役割です。 年に2~3回は、歯科医院でのチェックを受けましょう。               参考資料 歯の学校 60号 より .....(以下省略)

2023.04.20

歯科用CTの有用性

4月中旬も過ぎ、春の陽気を感じられる日が多くなってきました。 昼間は少し暑く感じられる日もありますが、朝晩の寒暖差が大きいので体調管理に注意して過ごしましょう。 今回のブログは、「診断のお話」をさせていただきます。 診断することを目的に、お口の中のレントゲン撮影をすることがあります。 通常のレントゲン撮影の多くは、2次元(平面)のレントゲン撮影を行い、判断することが多いです。しかしながら、通常のレントゲン撮影では、悪くなっている部分が写りにくい(判断しにくい)場合もあります。 その場合に有用になるのが、3次元での画像で判断する「CT」という機器になります。 CTによる撮影を行うことで、悪い部分がより明確になった一例を示します。 患者様の主訴は、「一番奥の歯が噛むと痛い」でした。 通常のレントゲン撮影を行うと、画像の一番右にある歯の周りが少し黒い感じにも見える? という所見になります。 (歯の周りがレントゲンで黒く写ると、悪くなっているという判断になります) これに加えて、CTでの撮影(3次元で見えるレントゲン撮影)を行います("CT画像1"を参照) CT画像は、歯を様々な角度(断面)で見ることができるため、悪い部分がより明確に写りやすい特徴があります。 通常のレントゲン写真と同じ場所を比較してみると、歯の周囲がより黒く見える所見になります("CT画像2"を参照) このように、CT撮影を行うことで、より多くの情報を得ることができるため、診断精度の向上に繋がります。 被曝量も極力少なくなるように心掛けています。レントゲン撮影の際に、被曝量が気になる方は、遠慮なくスタッフまで声をかけていただければ幸いです。

2023.03.26

ビーバー通信 65号 (2023年3・4月)

 3月に入ったとたんに、2月までの寒さがうそのように暖かくなってきました。『名古屋市天白区の市農業センターのしだれ梅が、見頃を迎えました。』という記事を読みました。春の訪れを感じますね。  気象庁は、2日(木)に、向こう1ヶ月(3月4日~4月3日)の天候の見通しを発表しました。暖かい空気に覆われやすいため、3月半ば頃にかけて気温がかなり高くなるそうです。3月は、寒波ならぬ暖波到来で記録的な暖かさになり、3月上旬は10年に1度の高温で桜も急成長するのではと予想を立てています。 PRGプロケアジェルα(イオン徐放型トリートメントペースト)  今回は、 PRGプロケアジェルαについてのお話です。歯科医療の会社松風が開発したPRGプロケアジェルαは、PMTC用トリートメントぺーストです。 PMTCとは、歯科衛生士が歯垢、歯石などを除去した後にブラシなどにペーストをつけて歯の表面を機械的に清掃・研磨することです。 PMTC用トリートメントぺーストはいろいろありますが、PRGプロケアジェルαは S-PRGフィラー配合したイオン徐放型トリートメントペーストです。 S-PRGフィラーとは 6種類のイオンリリース(フッ化物を含む6種類のイオン)により、抗プラーク付着性・酸中和能の発現・エナメル質の脱灰を抑制する特長があります。 S-PRGフィラーの特性 ★プラークが形成されにくい・・・S-PRGフィラー含有ペーストを用いて口腔内清掃を行い、48時間放置。48時間を経過した段階でもプラークの付着率が低いことが報告されている。 ★脱灰抑制・・・フッ素濃度1500ppmペーストと比較して、エナメル質の脱灰が抑制されると報告されている。 爽やかな味で、ツルツルした感じが気持ちが良いというお声を頂いています。             ......(以下省略)            株式会社 松風 ホームページ より

2023.02.12

ビーバー通信 64号 (2023年1・2月)

 新年明けましておめでとうございます。穏やかな大晦日で、冬晴れの下で新年を迎えることができました。29日から3日まで孫たちが久しぶりに遊びにやってきました。実は、孫は、下は3歳から上は8歳までの7人おります。お天気が良かったので、「アクア・トトぎふ」や「一宮タワー」に遊びに出かけたり、家の庭でサッカーやドッチボールをしたり、飛行機を飛ばしたり、凧揚げしたりして遊びました。凧揚げをしたのは、子どもの時以来でしたが、風がありとても高く上がりました。いつまでも高く上がるととても気持ちがいいものですね。孫たちも外でたくさん遊ぶことができて、きっと楽しい冬休みだったと思います。   謹賀新年  おろし歯科医院は、昭和57年10月8日に開業し、40年が経ちました。昨年の10月には、ホームページもリニューアルいたしました。見やすく、わかりやすいホームページになっておりますので、皆さんも1度アクセスしてみてください。  今年は、歯科医師3名、歯科衛生士5名、歯科助手5名、受付2名、クリーンスタッフ1名の総勢16名のスタッフでスタートします。これからも、『歯を長持ちさせる治療と予防を第一に』をコンセプトに、地域の皆様の歯とお口の健康の維持にお役に立てるようにスタッフ一同頑張っていきますので、今年もよろしくお願いいたします。また、昨年同様、安心して来院していただけるように、体温測定はもちろんのこと、問診票の記入、チェアーの消毒など、院内感染予防に努め、新型コロナウイルスの感染対策にも積極的に取り組んでいきます。  さて、1月4日の中日新聞の朝刊の一面にこのような記事が載っていました。 「濃いあの味 いつまでも とろ~り嚥下障害向け コメダなど開発」 コメダ珈琲店を展開するコメダや朝日大などが食べ物や飲み物を飲み込む力が弱くなり、気管入るおそれがある嚥下障害の人でも楽しめるインスタントの「とろみコーヒー」を開発しました。  従来はとろみをつける分、味が薄くなったが、試行を重ねて深みのある味わいを実現しました。メーカーからとろみ付け専用の増粘剤を十種類ほど調達、コーヒー豆のブレンド5、6種類と組み合わせを試行錯誤し、2年半の歳月を費やしてようやく苦みとコクがしっかりと感じられる「コメダらしい味」に仕上がり、昨年11月に商品化にこぎつけました。とろみの強さを監修した朝日大歯学部の谷口裕重准教授は「『おいしいから』と意欲的になれば飲み込む力も戻りやすくなる」と話されます。  人生100年時代。美味しいものをいつまでも美味しく食べれて長生きしたいものですね。          参考資料 中日新聞1月4日の朝刊の一面の記事より .....(以下省略) ビーバー通信64号は、当医院受付でお渡しをしております。