ブログ

blog

タグ:#歯髄

2025.08.18

神経のある歯とない歯では、何が違う?

今回は、「歯の神経がある歯とない歯で何が違う?」について説明します。 歯の神経とは、そもそも何でしょうか? 歯の神経は、正式には「歯髄(しずい)」と呼ばれ、歯の中心にある柔らかい組織になります。 神経だけでなく、血管も走行しており、必要不可欠な組織です。 神経がある歯は、痛みや温度の変化を敏感に感じ取ることができます。 「冷たいものがしみるけど虫歯かな?」の気づくことができるのは、この神経があるためです。 歯髄が歯に栄養を送っているため、歯自体も丈夫で長持ちしやすいというメリットがあります。 虫歯が歯髄まで達してしまうと、ズキズキと痛みが出て、神経を取る治療が必要になってしまいます。 神経の治療を既に行なっている歯(神経がない歯)は、痛みを感じにくいですが、その反面、新たな虫歯や異常に気づきにくいというデメリットがあります。また、神経がない歯は栄養が届かなくなるため、どうしても脆くなってしまいます。 具体的なトラブルとしては、歯が割れやすくなります。 歯の神経の治療が必要になる場合には、来院回数も多くなる傾向にあります。 治療回数など、疑問に感じる点があれば、遠慮なくお尋ね下さい。