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治療症例

どのくらい噛めているか知りたくないですか?

どのくらい噛めているか知りたくないですか?

9月になり少しずつですが、朝晩の暑さが落ち着いてきましたね。

今回は、咀嚼能率(そしゃく のうりつ)について、お話しさせていただきます。
咀嚼能率とは、咀嚼(噛むこと)の能率 → どのくらい噛めているか? ということです。

一般的に、抜歯して歯のない部分が多くなってくると、咀嚼能率は低下する傾向にあります。
総入れ歯や、大きな部分入れ歯を装着している方は、咀嚼能率が低下している可能性があります。

咀嚼能率を調べるために、当院では専用のグミを噛んでもらうことで咀嚼能率を可視化することを行っています。

方法としては、グミを20秒間噛んでもらい、グミから出る液の濃度を計測するという簡単な検査です。

機器に表示される値が、100mg/dL未満で、咀嚼が十分にできていないと判断しています。
(写真の値は、129mg/dLのため、最低限の咀嚼はできているという判断になります)

義歯の装着前後にそれぞれ計測することで、以前より噛めているかどうかの目安にしています。
加齢によっても咀嚼能率は低下傾向にあるため、以前より噛めているかどうか(ないしは噛めなくなってきているのか)を重要視することが多いです。

高齢者の方や義歯を装着している方が対象になりますので、興味のある方はお声がけ下さい。